2022.03.19
インテリジェントオートメーションとは?仕組みやメリットをチェック!
目次
日々の業務を自動化し、効率化を図るのはこれからの時代において必須と言えます。
しかし、まだまだ人間が稼働しなければならない業務もありそういったところを如何に自動化するかが企業の生存戦略の一環となるのではないでしょうか。
そんな生存戦略の1つにインテリジェントオートメーションがあります。
そこで今回はインテリジェントオートメーションについてや仕組み、導入することによるメリット・デメリットをご紹介します。
インテリジェントオートメーションとは
ではインテリジェントオートメーションについて解説していきます。
インテリジェントオートメーションとは、
RPA
AI
を組み合わせた仕組みのことを指し、ビジネスを自動化させるための施策です。
今まではRPAが業務効率化・自動化の一般的な手法でした。
しかし、RPAには人間が稼働しなければならない部分もたくさんありAIの導入を検討している企業も多くいたといいます。
そこから発展し誕生したのがインテリジェントオートメーションです。
RPAとAIを組み合わせて自動化させる仕組み
RPAを導入している企業は多くありますが、AIと組み合わせてインテリジェントオートメーションという仕組みにしている企業はまだまだ多くはありません。
ただ、インテリジェントオートメーションを導入した企業からは多くのメリットを受けることができたという声で溢れています。
インテリジェントオートメーションの仕組み
ではここでインテリジェントオートメーションの仕組みについて解説していきます。
インテリジェントオートメーションとはどんな仕組みとなっているのでしょうか。
コグニティブテクノロジーを活用して機能
まずインテリジェントオートメーションにはコグニティブテクノロジーが欠かせません。
このコグニティブテクノロジーとは、AIが自動的にデータを蓄積・学習し意思決定をしてくれることを言います。
コグニティブの意味は「経験」であり、これからのAIや人工知能においては欠かすことのできない技術です。
コグニティブテクノロジーとは
コグニティブテクノロジーはAIや人工知能をも超えるといわれています。
サンプルデータさえ渡しておけば、後は勝手に自動化・効率化し学習していきます。
人間の脳をコグニティブテクノロジーが超える日も近いかもしれません。
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システム自身が能動的に学習して仮説を立てる
そして、インテリジェントオートメーションの仕組みの1つとして能動的な学習が挙げられます。
インテリジェントオートメーションはシステム自身が能動的に学習を進めます。
学習を進めて、仮説を立てそれを改善していくところまでインテリジェントオートメーションは進めることができます。
仕組みとしてはこのようになっています。
インテリジェントオートメーションのメリット
まだ導入事例が少ないインテリジェントオートメーションですが、導入することによるメリットはたくさんあります。
ではインテリジェントオートメーションのメリットについて見ておきましょう。
複雑なビジネスタスクの自動化
まずインテリジェントオートメーションのメリットは複雑なビジネスタスクの自動化です。
インテリジェントオートメーションは非構造化データを分析することができます。
RPAやAIは構造化データしか分析することはできませんが、インテリジェントオートメーションは非構造化データまで分析できますのでより複雑なビジネスタスクも自動化できます。
運営上の障害を軽減
インテリジェントオートメーションでは、
レガシーシステム
機能的障壁
を克服しています。
また能動的に学習を進めるため、一度直面した障害は二度とインテリジェントオートメーションでは直面することはありません。
これにより、
フロントオフィス
バックオフィス
の業務を提携することができます。
エラーの減少
インテリジェントオートメーションはRPAとAIが合算されていますので、圧倒的にエラーが少ないです。
やはり人の手を使って作業をするよりも、インテリジェントオートメーションで自動的に作業を進めたほうが効率的ですし人為的ミスも減ります。
コンプライアンス徹底
インテリジェントオートメーションには、
法律
業界の基準
ベストプラクティス
などの要件を守りつつ作業を進めることができる機能があります。
そのため徹底したコンプライアンス準拠が可能です。
インテリジェントオートメーションのデメリット
インテリジェントオートメーションのメリットだけ見ると、デメリットなんて無いように思えますが、実はデメリットがいくつかあります。
色々あるデメリットのうち今回は2つご紹介します。
成果を感じるまでに時間がかかる
まず1つ目のデメリットですが、成果を感じるまで時間がかかります。
インテリジェントオートメーションはデータを蓄積して初めて動作するものであり、初めからフルパワーで稼働することはできません。
加えて、インテリジェントオートメーションに対応できる人材の育成もしなければなりません。
システムを社内で導入する際にはそれに精通した人材を確保する必要があり、インテリジェントオートメーションを使ってもなかなか成果が感じられにくいというデメリットがあります。
費用が高額
続いてのデメリットは、費用が高額であることです。
RPAだけを導入するのではなくAIもプラスされて導入するため、インテリジェントオートメーションを導入するためにはかなりの費用がかかります。
大きな企業であればデメリットに感じないかもしれませんが、スタートアップやベンチャー企業からするとデメリットに感じるものが多いでしょう。
このデメリットがあるがゆえにまだまだインテリジェントオートメーションを導入している企業は少ない傾向にあります。
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インテリジェントオートメーションの今後
先ほどのメリット・デメリットを抑えたうえでインテリジェントオートメーションを導入しようと考えている企業も多いと思います。
しかし、インテリジェントオートメーションの今後について学習をしておくべきだと感じます。
今後、インテリジェントオートメーションがどうなっているのかについて解説していきます。
従来のRPAでは自動化困難だった部分を補う
「今後はどうなるのか!」と大々的に掲げましたが、結局インテリジェントオートメーションが誕生した理由は従来のRPAでは自動化困難な部分を補うためです。
RPAでは自動化困難な部分をAIの力で補っていくことで、今後の企業の効率化にもなります。
インテリジェントオートメーションの今後については明るいですし、まだまだインテリジェントオートメーションの今後は期待できるところも多いでしょう。
ただ、導入費用やデータの蓄積時間などがネックとなるのは変わらないです。
インテリジェントオートメーションが一般化してきて、今後導入費用がかなり安くなることはあるでしょう。
ただ、AIや人工知能の仕組み的にデータを蓄積する時間を設けないといけないことは変わりません。
今後、この点をどう解決するのかがインテリジェントオートメーションにも関係してきますので常に情報収集をしておくことをおすすめします。
インテリジェントオートメーションは今後も進化を続ける
インテリジェントオートメーションはまだ完成していません。
今後、搭載すべき機能はたくさんありますしRPAとAI以外にもインテリジェントオートメーションに導入されるかもしれません。
今後も進化し続けるインテリジェントオートメーションに期待しましょう。