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2022.03.14

SAPコンサルタントに未経験で転職!必要な経験や採用ポイントもチェック!

目次

SAPコンサルタントに未経験で転職は可能でしょうか。SAPコンサルタントとは、SAPの導入・運用を行うコンサルタントのことで、高いスキルが求められます。この記事では、SAPの概要から未経験でSAPコンサルタントに転職するためのポイントを説明します。

SAPコンサルタントに未経験で転職するには?

未経験からSAPコンサルタントを目指したい人も多いでしょう。よくある質問が、「未経験からSAPコンサルタントになることは可能か」ということです。未経験からSAPコンサルタントになることは可能です。ただし、年齢やこれまでのキャリアによっては難しい場合もあります。この記事では、SAPの概要から、未経験でSAPコンサルタントになるポイントまで説明します。未経験でSAPコンサルタントを目指す人は参考にしてください。

SAPとは

SAPコンサルタントという単語はよく聞くかもしれませんが、SAPとは何のことでしょうか。詳しくみてみましょう。

正式名称

SAP(エスエイピー)は、System Analysis Program Developmentの頭文字です。SAPとはERP製品を指すものと思われていますが、正式には会社名です。

会社概要

SAP社は、ドイツのアプリケーションベンダーです。SAP社は、企業内のさまざまな資源を統合管理するシステムをERP製品として開発し、世界に提供しています。

SAP社のERP製品

ERPとは、Enterprise Resources Planning の略であり、「企業資源計画」のことです。経営資源(ヒト・モノ・カネ)などの管理の手法や考え方です。ERPの考え方をシステムに組み込んだものが、ERP製品です。ERP製品はその提供方法によって、オンプレミス型とクラウド型に分かれます。ERP製品は、モジュールと呼ばれる小さな単位に分かれており、「人事モジュール」や「会計モジュール」といった各業務のモジュールが合わさってできています。

SAPコンサルタントとは

SAP製品については説明しましたが、SAPコンサルタントとは一体何でしょうか。詳しく見てみましょう。

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SAPコンサルタントの仕事内容

SAPコンサルタントは、クライアント企業へのERPパッケージの導入をサポートし、クライアント企業の経営課題の解決を行うことが目的です。具体的には、以下のようなものが仕事内容です。

・クライアントが求めているシステムのヒアリングをする

・クライアントの経営・業務課題を聞き出し、業務分析・改善提案を行う

・クライアントの要望に応え、追加でどのような機能を開発・カスタマイズするか判断する

・システム開発の要件定義から開発までの工程をマネジメントする

・システム導入後のサポートを行う

SAPコンサルタントに求められるスキル

SAPコンサルタントに求められるスキルは、設計や開発などのスキルの他にも顧客の業務改善を行う際のコミュニケーション能力などが必要になります。具体的には、以下のようなスキルが必要です。

・SAPの各モジュールについての知識

・顧客企業の業務知識

・SAPの開発・導入の経験

・開発言語であるABAPの知識

・システム開発の上流工程の経験

・コンサルタントにふさわしいコミュニケーション能力

SAPコンサルタントは未経験でも転職可能?

高度なスキルを求められるSAPコンサルタントですが、未経験でも転職可能なのでしょうか。詳しくみてみましょう。

未経験でも転職に有利になる経験

未経験でもSAPコンサルタントに転職する際に有利になる経験は、ERPパッケージの導入・運用経験と、基幹業務パッケージの導入経験です。それぞれ、どのようなスキルが有利になるのかみていきましょう。

ERPパッケージ導入・運用経験

SAPはERPパッケージです。SAPは未経験でも、他のERPパッケージの導入や運用経験があるキャリアだと、SAPの導入や運用にも役立ちます。SAPには独特の開発言語はあるにしても、ERPパッケージの知識や経験は共通するものです。SAPが未経験でもSAP以外のERPパッケージに携わった経験がある人は、転職しやすいでしょう。

基幹業務パッケージ導入経験

SAPは未経験でも、基幹業務パッケージの導入経験があるキャリアを持つ人も転職に有利になるでしょう。基幹業務パッケージとは、会計パッケージや人事パッケージなどです。SAPは、基幹業務システムがモジュールごとに分かれており、組み合わさってERPパッケージとなっています。未経験でもそれぞれの基幹業務パッケージの導入経験があると転職に有利に働くでしょう。

未経験でも転職しやすい職種

特別なERPに関する導入経験がなくとも、未経験でも転職しやすい職種もあります。ERPパッケージの導入や運用には、業務知識が有用だからです。ここでは、未経験でも転職しやすいキャリアの職種として経理・販売管理・生産管理・調達管理について詳しく説明します。

経理

経理は、ERPパッケージについて未経験でも会計の業務知識が活きます。具体的には、財務会計モジュールの導入や運用に役に立ちます。SAPを使用する企業のほとんどは財務会計モジュールを使用しており、SAPの中心的なモジュールになります。未経験でも経理で培った財務諸表の見方などの知識は、財務会計モジュールを企業に導入する際に役に立つでしょう。

販売管理

販売管理はERPパッケージが未経験でも、販売管理の経験が活きます。SAPの販売管理モジュールでは、受注、出荷、請求といったプロセスを踏みます。どのプロセスでも請求書・納品書といった帳票を発酵することができるため、販売業務の改善が見込めます。未経験でも販売管理で培った業務知識は、販売管理モジュールのカスタマイズで役に立つでしょう。

生産管理

生産管理は、ERPパッケージが未経験でも、生産計画の業務知識が役に立ちます。SAPの生産計画/管理モジュールでは、生産計画、製造指示、製造実績というプロセスを実現します。生産計画により、製品を生産する数、原材料の発注数を決め、製造指示・発注依頼をします。その後製造指示に基づき生産し、生産実績を入力します。

未経験でも生産管理で培った業務は、企業ごとの製造工程の違いによる、SAPモジュールのカスタマイズで役に立つでしょう。

調達管理

調達管理は、ERPパッケージが未経験でも、出荷プロセスや倉庫管理の業務知識が役に立ちます。SAPの物流管理モジュールでは、出荷管理で輸送日程計画・輸送経路決定・ピッキング、倉庫管理ではプラント間の転送指示・在庫転送をします。SAPを使用することで、得意先や自社内の物流・在庫の最適化をすることができます。

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未経験で採用されるポイント

未経験でSAPコンサルタントに転職するために必要な経験を解説しましたが、採用されるキャリアのポイントは何でしょうか。ここでは未経験でSAPコンサルタントとして採用されるポイントについて説明します。

3年以上の業務経験

未経験でSAPコンサルタントに採用されるポイントの1つ目は、3年以上の実務経験です。なぜなら、新卒でSAPコンサルタントの採用試験を受ける人と差をつけるには、自分の積んできたキャリアでいかに自分が実務経験に詳しいかをアピールすることが重要だからです。今後SAPコンサルタントとして関わっていきたい業務の業務知識があることをアピールしましょう。

SAPユーザーとしての利用経験

未経験でSAPコンサルタントに採用されるポイントの2つ目は、SAPユーザーとしての利用経験です。SAP導入は未経験でも、SAPの利用経験があるとSAP導入に関して採用試験で有利になります。特に、業務の情報をSAPシステムに入力していた経験はアピール材料になります。また、直接SAPにデータを入力した経験がなくともEXCELなどに商取引のデータを入力していた経験がある場合も、採用で有利に働くことがあります。

TOEIC700点程度の英語力

未経験でSAPコンサルタントに採用されるポイントの3つ目は、TOIEC700点以上の英語力があることです。SAPは海外の製品であるため、最新情報は海外のサイトからキャッチアップをしなければいけません。できればTOIEC700点以上を目指しましょう。

SAPコンサルタントに転職してキャリアアップしよう

SAPコンサルタントについて、SAPやSAPコンサルタントの概要、SAPコンサルタントに有利な経験やキャリア、未経験でSAPコンサルタントに採用されるポイントを説明しました。業務の経験があれば、SAPコンサルタントの特別な経験がなくても転職に有利に働く可能性があります。ぜひ、SAPコンサルタントに転職してキャリアアップを目指しましょう。

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