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2022.03.25

SAPエンジニアの単価相場は?SAP案件の動向や今後も確認!

目次

SAPエンジニアと聞くと気になるのは、やはり案件の単価や相場ですよね。

また、フリーランスにおけるSAPエンジニアはどうなのかというのも気になるところでしょう。

本記事では、SAPエンジニアの案件動向や今後についても解説していきますので最後までぜひ、ご覧ください。

SAPエンジニアの単価や今後について調査

フリーランスを含めたSAPエンジニアとなった場合、どのようなSAP案件があるのか案件動向が気になる方も多いでしょう。

SAP案件にはさまざまな種類のものがあり、それらの種類を把握しておくことによって今後、習得するべき知識や技術、今後のキャリアアップについても見えてきます。

単価相場についても状況によって変化しますので、1つずつ見ていきましょう。

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SAPエンジニアとは

SAPエンジニアというのはSAPの導入や運用保守または、そのサポート業務を担当するエンジニアのことを指します。

SAPに関しては世界中のあらゆる業界において利用できるようなシステムとしてつくられていますが、その一方で導入の際の初期設定やシステム改修など作業において非常に難易度が高いとも言われています。

このような特徴からも、SAPの導入には専門知識が必要になってくるとされています。

さらにいうと、SAP導入を検討している企業に対してSAP導入自体を支援していかなければならないというのがSAPエンジニアの役割なのです。

SAPを導入・運用

前述でも少しお話しましたが、SAPエンジニアはその名の通り、SAPの導入や運用をおこなっていくのが仕事になります。

SAP導入の際には専門知識が必要になってくるため、一般企業が自身でSAPを導入するというのは容易ではありません。

さらに導入に成功したとしても、SAP運用を継続的に続けていくというのもまた難しいものになります。

そんな時にSAPエンジニアが導入から継続的な運用までスムーズにおこなうことができるように作業をしていきます。

SAPを運用サポート

SAPエンジニアの仕事は、導入から継続的な運用までをおこなうだけではありません。

継続的な運用までが無事に可能になったとしても、何も問題が発生しないとは限りません。

必ず改修をおこなったり、保守をおこなったりする必要が出てきます。そんな万が一の時のための運用サポートをおこなうというのも、SAPエンジニアの大切な業務となります。

SAPエンジニアに必要なスキル

コミュニケーション能力や課題解決能力というのは、どこの現場や企業のエンジニアにも欠かせないものとなりますが、SAPエンジニアとなるとこれらの能力に加えて下記のようなスキルも必要になります。

SAPの専門知識
業務内容の把握力
マネジメント能力

SAPエンジニアにとって専門知識が必要というのは、言うまでもありません。
業務内容の把握力というのは、エンジニア業務をおこなっていくうえではSAPの専門知識があるだけでは作業をおこなうことはできません。
SAPの専門知識を使って、その他の業務内容とも結びつける必要があるのです。
さらに、SAP案件に関しては大規模なものになることがほとんどです。そうなると1人で解決することは難しいので、複数の人員を調整および協力しながら作業をおこなっていく必要があります。
その際に案件や人員をまとめるという意味で、マネジメント能力も重要になってくるのです。

ABAPの知識

SAP案件においては、独自のプログラミング言語であるABAPが使用されることがほとんどです。

そのため、SAPエンジニアではABAPの知識を持ちある程度、自身の設計通りにコーディングをすることができるスキルも求められるのです。

SAPフリーランス案件単価相場

ここまでは、SAPエンジニアに関する詳細について紹介してきましたが、やはり気になるのはSAPエンジニアにおけるフリーランス案件の単価相場ですよね。

案件動向自体も気になるところではありますが、まずは単価相場について見ていきましょう。

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エンジニアの経験年数別単価相場

SAPエンジニアのフリーランス案件に関しては、経験年数によって単価相場が変わってくる傾向にあるようです。

1年未満

SAPエンジニアとしての経験年数が1年未満の場合は、月収約40~50万円の単価相場になっているようです。

一般企業に勤める会社員と比べると明らかに単価相場は高いものになっていますが、SAPエンジニアとしては低単価となっています。

1年以上

SAPエンジニアとしての経験年数が1年以上の場合は、月収約60~70万円の単価相場となっています。

2年以上

SAPエンジニアとしての経験年数が2年以上の場合は、月収約65~75万円の単価相場となっています。

3年以上

SAPエンジニアとしての経験年数が3年以上の場合は、月収約75~90万円の単価相場となっています。

4年以上

SAPエンジニアとしての経験年数が4年以上の場合は、月収約85~100万円の単価相場となっています。

5年以上

SAPエンジニアとしての経験年数が5年以上の場合は、月収約90~205万円の単価相場となっています。

5年以上の経験年数となってくると、月収単価相場が200万円を超えてくるというのが驚きです。

このようにSAPエンジニアにおける単価相場というものは、ほぼ決まっていますので、もし、これらの単価相場よりも月収等が低い場合には単価交渉をおこなってみるというのもいいかもしれません。

SAPエンジニアの案件動向

ここまでのお話でSAPエンジニアのフリーランス案件における単価相場はお分かり頂けたかと思います。

しかしながら、もう1つ重要になってくるのが案件動向ですよね。こちらでは、SAPエンジニアの現在の案件動向について詳しくみていきます。

フリーランスの案件数

現在、国内におけるSAPエンジニア向けのフリーランス案件を取り扱っているサイトの案件動向は下記のようになっています。


ハイパフォコンサル   約1500件
TechStock        約1100件
レバテックフリーランス 約90件
techfree         約30件
ビズリンク       約20件


サイトによって案件数に大きな開きはありますが、案件数上位のサイトでは1000件を超えています。
まだまだ案件数が少ないサイトも多いですが、今後もどんどん案件のほうは増加していくことが予想されますので、案件動向は良好と言えるでしょう。

SAP案件の今後

SAPエンジニアの案件に関しては、ある程度の数もあり案件動向も良好であることがお分かり頂けたでしょう。

しかし、そんなSAPエンジニアの案件自体の今後はどのようなことが予想されているのでしょうか?

2025年には導入を終える企業が増える

SAPシステムの新規導入は次第に減少していくことが予想されており、2025年には多くの企業において導入を完了するところが増えることも言われています。

そのため、2025年以降はSAPの導入について営業等をおこなったとしても、あまり効果がないのではないかという状況です。

セキュリティや運用保守

確かにSAP単体であると案件動向のほうも減少傾向にあるかと思いますが、SAPとセキュリティや運用保守の要素を組み合わせればニーズは増えていくことが予想されています。

SAP導入だけではなく、クラウド環境に移行する場合やセキュリティ対策、その後の運用保守までトータルでサポートをおこなうことができるのであれば、案件動向も変わってくるでしょう。

IT戦略コンサルタントのニーズ

さらに最近では、SAPシステムにおいて予測系の機能が追加されました。

これによってSAPシステムを利用し、IT戦略を考えていくという機会も増えていきます。

そうなるとSAPと戦略要素を組み合わせて計画を立てていくIT戦略コンサルタントのニーズもSAPエンジニア業界において増加するでしょう。

2027年問題

そもそもSAPにおける2027年問題というのは、SAP社が提供しているERPシステムもサポートが2027年に終了となってしまうため、それを問題視する声があがっているということなのです。

サポートが終了したとしてもセキュリティプログラムに関しては更新が継続されるため、利用自体は可能となっています。

また、延長保守費用を支払うことによっても2030年までサポートを延長させることもできるため、その後のSAP社の対応にも注目が集まっています。

エンジニア需要は高く単価増が見込める

とはいえ、前述までのお話の通り、SAPシステムと組み合わせて知識を活用していくことで案件自体は継続して存在していくことになります。

最近ではクラウドが当たり前の時代となっているため、実務経験を上手く利用することでエンジニアの需要は高くまた、単価相場に関しても増えていくことが予想されます。

フリーランスエンジニアは高単価案件を受注しやすい

SAPにおけるフリーランスエンジニアについては比較的、高単価案件を受注しやすい状況にあります。

SAPの専門知識のほかにクラウドなど、さまざまな知識を習得していけば今後も継続して案件を受注することができるでしょう。

ぜひ、SAPエンジニアとして今後も活躍していくことを目指してみてはいかがでしょうか?

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