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2022.04.09

フリーランスと社員の働き方の違いは?メリットや注意点もおさえよう!

目次

世の中には様々な働き方がありますが、代表的なものがフリーランスと会社員が挙げられます。

しかし、フリーランスと社員の違いを明確に理解できている人は少ないのではないでしょうか。

この記事では、保険や契約面、働き方やそれぞれの注意点について解説していきます。

フリーランスと社員の違いを解説

フリーランスと社員には、様々な違いがあります。

メリットもそれぞれ違いますし、保険や契約においても全く違います。

それぞれの注意点や働き方も違いますので、一通りご紹介します。

フリーランスと社員の違い

では早速、フリーランスと社員の違いについて見ていきます。

フリーランスと社員の違いはいくつかありますので1つ1つご紹介していきます。

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フリーランスの契約方法

まずはフリーランスの契約方法です。
フリーランスは社員と違い、

請負契約
委託契約

の2つがあります。

請負契約

まずフリーランスの契約形態は請負契約です。

請負契約とは、具体的な仕事成果物に対して報酬が支払われる契約形態のことを言います。

成果物によって報酬額が変わってくるため、よりクオリティの高い成果物を納品することにより報酬額が上がっていきます。

逆に、成果物が低クオリティだと報酬額が下がります。

委託契約

続いてのフリーランスの契約形態は委託契約です。

委託契約とは、委託された仕事を完遂することにより報酬が支払われる契約形態のことを言います。

こちらはクオリティに関係なく、一定額の報酬が支払われるためスピードが求められます。

勿論、最低基準のクオリティはクリアしておく必要がありますので憶えておきましょう。

社員の契約方法

では社員の契約方法についても見ていきます。
社員の契約方法は1つしかありません。

社員は雇用契約

社員は雇用契約です。
企業と雇用契約を結んでおり、

使用者
労働者(社員)

という関係性になります。
そのためフリーランスと違い、社員として仕事内容や労働時間は企業に従う必要があります。

フリーランスは個人事業主

ちなみにフリーランスは、契約形態に関わらず個人事業主になります。

個人事業主は、届出を出せば誰でもなれるものですが税金の支払いが生じるためある程度規模が拡大してきてから届出を出すようにしましょう。

フリーランスで働くメリット

世の中には1,000万人以上のフリーランスがいるといわれています。

それほど働き方にメリットがあるのでしょうか。

では、フリーランスで働くメリットについて見ていきます。

働き方が自由

まずフリーランスのメリットとして大きなものが、働き方が自由であることでしょう。

このメリットを受けるためだけにフリーランスになる人も少なくありません。

社員ではあり得ないような生活をすることが可能です。

いつ起きてもいいですし、いつ寝てもいいという生活が待っています。

ただ、フリーランスとして納品期日はシビアに考えておく必要があります。

メリットだけを考えてフリーランスになると、痛い目を見るかもしれません。

働き方の自由さだけを求めて社員からフリーランスへ転身することはおすすめできません。

仕事内容と仕事相手を自由に選べる

続いてのメリットは仕事内容と仕事相手を自由に選べることです。

社員の場合、入社するまでどんな人が働いているのかを100%把握することができません。

社員を退職する理由の代表的なものが「人間関係のストレス」にある通り、仕事内容や仕事相手はかなり重要です。

先輩社員に嫌な人がいてもなかなか移動しにくいですし、社員として一生その人に属する必要性が出てくる可能性もあります。

その点、フリーランスは仕事内容や仕事相手を選ぶことができます。

仕事内容に関してはそもそも案件に応募しなければ避けることができますし、一度話してみてそりが合わないと感じたら契約をしないという方法もあります。

仕事相手を好きな人だけで固めることができるのはフリーランスのメリットでしょう。

ゼロから積み上げる楽しさ

続いてのメリットは、ゼロから積み上げる楽しさです。

社員はすでに成功している企業へ入ることになりますので、1から積み上げることができません。

その点、フリーランスは全くのゼロから始まりますのでそれに楽しさを感じることができればフリーランスとして成功することができるでしょう。

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フリーランスで働く注意点

フリーランスのメリットはたくさんあり、これだけ見るとフリーランスになりたい!という方も多いのではないでしょうか。

社員からフリーランスへ独立する方も多くいますが、社員にあってフリーランスにないものがあるということを憶えておく必要があります。

ではフリーランスで働く注意点について見ていきましょう。

公的医療保険

まず注意点は公的医療保険です。

社員では企業が保険に加入してくれているので、自分で保険を選定する必要がありません。

しかしフリーランスは社員と違い、加入できる公的医療保険に限りがあります。

国民健康保険

まずは国民健康保険です。
それぞれ、

フリーランス:国民健康保険
社員:健康保険

に加入することになっています。
名前こそ違いますが、それぞれの違いもあります。

扶養という概念はない

フリーランスが加入すべき国民懸鼓御保険には、扶養という概念がありません。
そのため、社員と違い家族全体の年収に応じて保険料が決まる仕組みになっており、所得が高ければ高いほど保険料も上がります。
また、自分以外で稼ぎがある場合でも保険料が上がるようになっています。

世帯収入で保険料が上がる

フリーランスの場合は、世帯年収に応じて保険料が上がる仕組みとなっています。
ただ、社員の場合は扶養という概念がありますので世帯年収に応じて保険料が上がることはありません。
しかも、企業が折半してくれるので実際に支払う金額は半額になります。

公的年金保険

続いての注意点は公的年金保険です。
公的医療保険の他にも公的年金保険にも差が生まれます。
フリーランスと社員でどちらがいいのかは人それぞれですので、公的年金保険について見ておきましょう。

国民年金

まず、

フリーランス:国民年金
社員:厚生年金

に加入する必要があります。
社員の「厚生年金」は、フリーランスの「国民年金」に+αされているもので受け取れる額は社員のほうが多いです。

国民年金は厚生年金より保障が少ない

また、受け取れる額だけでなく保障においても国民年金は厚生年金よりも少なくなりますので注意点として抑えておくべきです。

つまり、公的年金保険だけで見れば社員のほうがフリーランスよりも優れていることになります。

社員とフリーランスの働き方と照らし合わせながら公的年金保険について考えなければなりません。

雇用保険に加入できない

雇用保険とは、労働者(社員)が失業し所得が無くなった場合、失業給付を支給することで生活の安定や再就職の促進を図る保険のことを言います。

この雇用保険は一定の条件を満たせば社員誰でも加入できますが、フリーランスは加入することができません。

理由は「フリーランスの働き方は雇用ではない」からです。

社員の場合は企業に勤めているので雇用されているということになります。

しかしフリーランスは社員と違い、企業に就職しているわけではありませんので、誰かから雇用されている働き方ではないのです。

そのため、雇用保険に加入することはできませんので注意点として憶えておきましょう。

労災保険の対象外

労災保険とは、社員の仕事中や通勤中の怪我などに対して保障が降りる保険のことを言います。
この労災保険の対象者は、

社員
パート
アルバイト

ですが、フリーランスは原則対象外です。
社員の場合は、企業が労災保険費用を支払ってくれているので支払い義務はありません。
ただフリーランスは労災保険に加入することができませんので注意点として挙げられます。

フリーランスと社員のどちらにも良いところがある

フリーランスも社員も、どちらにせよメリット・デメリットがあります。

働き方の自由度を求めるのであればフリーランス、収入の安定性を求めるのであれば社員になることをおすすめします。

ただフリーランス・社員それぞれに注意点がありますので、1つ1つ注意点を見てどちらになるのかは決めておきましょう。

今後、保険形態が変わることも考えられますので働き方は柔軟にしておいたほうがいいかもしれません。

いまだに社員が安定しているという考えがありますが、その考えがいずれは変わってくるのかもしれません。

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