2022.04.08
フリーランスにライフプランは必要?仕事の収入や将来必要な貯金を確認!
目次
サラリーマンはライフプランを立てたほうがいい!とよく言われていますが、フリーランスにもライフプランは必要になるのでしょうか。
ライフプランを立てるには、ある程度安定的な収入とポジションが大事になってきます。
しかし、フリーランスには安定的な収入や将来性に揺らぎが生じることが多いため、ライフプランを立てるのは難しいように見えます。
そこで今回はフリーランスにライフプランは必要なのかどうかについて解説していきます。
フリーランスのライフプランについて解説
今回はフリーランスのライフプランについて解説していきます。
2022年になり、サラリーマンからフリーランスとして活動し始める人も増えてきており、徐々に働き方が多様化しています。
それに応じて、仕事の在り方や収入・貯金・生活も大きく変動しておりライフプランについて考える機会が増えてきたのではないでしょうか。
勿論、フリーランスのライフプランを立てることは不可能ではありません。
ライフプランに必要な
収入
将来について
貯金
仕事
生活
などの項目はフリーランスでも必要なコトですので、1からフリーランスのライフプランを組み立てることはできるでしょう。
しかし、「必要かどうか」と言われるとどうなのでしょうか。
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ライフプランとは
まずは、ライフプランについて学んでおきましょう。
フリーランスのライフプランとは別に、一般的に言われているライフプランとはどういった意味があるのでしょうか。
人生設計
ライフプランとは、直訳すると「人生設計」となります。
ライフプランの意味合い的には、結婚や出産などの自分の将来に起こりうるイベントに対して貯金や生活、仕事などを含めて具体的に計画をしたもののことを言います。
将来どんなことが起きるのかを事前に把握して、ライフプランを立てておくことで臨時のイベントごとにも対応することができるようになるのです。
また、ライフプランには人生設計の他に「将来設計」とも呼ばれたりします。
自分の将来を今のうちに作ってしまうことで、多少のずれが生じても軸がずれないようにすることができるのです。
ライフプランを立てている大学生は多く、企業もライフプランをうまく練れている学生を採用する傾向にあります。
ライフイベント
ライフプランで考えるべきライフイベントはいくつかあります。
結婚
出産
住宅の購入
車の購入・買い替え
子供の進学
子供の独立
仕事・定年退職
貯金
これらのライフイベントを全て把握して、どの年齢でどのステージに立っておきたいかを事前に把握しておくのです。
ライフイベントをうまく割り当てることができれば、ライフプランの完成です。
必要な生活費の把握
また、必要な生活費の把握もしておく必要があります。
ライフイベントにはお金がつきものですし、日常生活で使うお金も把握しておかなければなりません。
それに合わせて、生活スタイルや仕事の在り方、貯金の仕方などを考え直す必要が出てくることもあります。
ライフプランを立てて収入が足りないようであれば、将来的にもっと頑張って昇進をしなければならないかもしれません。
必要な生活費の把握をすることで、収入や生活・仕事・貯金などの考え方を一気に変えることができます。
ライフプラン表
ちなみにネット上には、ライフプラン表がたくさん公開されています。
大学生が制作したライフプラン表もあれば、サラリーマンが制作したライフプラン表も公開されており、ライフプラン表を作る際の参考になるでしょう。
また、〇〇代、〇歳の子供が〇人いる家庭…という風にある程度将来像を想定してライフプラン表を作ることもできますので、是非参考にしてみてください。
グラフ化して見える化
文字だけだと、どうしても視認性が悪いので、グラフ化して見える化することをおすすめします。
グラフ化すれば、どの段階でどのようなライフイベントが待っているのかを把握することが容易になるのです。
ライフプラン表の作り方
フリーランスでもサラリーマンでも共通してライフプラン表が必要になってくる時期が訪れるでしょう。
その際にライフプラン表の作り方がわからないと悩んでしまうのは勿体ないことです。
では、ライフプラン表の作り方をご紹介します。
FPに依頼
一番簡単な方法は、FPに依頼する方法です。
FPは収入や生活、仕事や貯金についてのマスターですのであなたが自作するよりも現実的なライフプラン表が完成します。
ただ、FPに依頼する費用がかなり掛かってしまいますので検討する必要があります。
自分で作成
もし、FPに依頼するのが勿体ないと感じる場合は自分で作成してみましょう。
自分でライフプラン表を作りあげるのは難しいことではありますが、自分を見つめなおすいい機会になるかもしれません。
1からネットのライフプラン表を参考にしながら作成してみてください。
フリーランスの収入
さて、ライフプラン表を立てるにあたりフリーランスの収入を抑えておく必要があります。
自分がどのフリーランスに該当するかを把握して、一般的なフリーランスの収入を知っておきましょう。
システムエンジニア
まずはフリーランスシステムエンジニアです。
フリーランスシステムエンジニアは、年収700~1,000万円が相場となっており、月収で見ると60~90万円程度です。
一般的なサラリーマンよりかは、倍以上収入がありますので、ライフプラン表を立てる場合思い切ったライフイベントを打ち出すことができるでしょう。
プログラマー
続いてはフリーランスプログラマーです。
フリーランスプログラマーは年収600万円程度が相場となっており、月収で見ると30~50万円程度です。
近年プログラマーになる人が増え始めており、案件単価が下がりつつありますが、まだ日本の平均年収を大きく上回っています。
フリーランスとしてプログラマーになる人も増えていますので、差別化を図る必要が出てきています。
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ネットワークエンジニア
続いてはフリーランスネットワークエンジニアです。
ネットワークエンジニアは年収600~700万円が相場となっており、月収で見ると30~50万円程度です。
常駐案件が多い傾向にあるフリーランスネットワークエンジニアは、フリーランスの中でも人気の職種です。
また、実績があればあるだけ年収が伸びやすい傾向にありますので、長くフリーランスネットワークエンジニアをしているフリーランスほど高年収です。
プロジェクトマネージャー
続いてはフリーランスプロジェクトマネージャーです。
プロジェクトマネージャーの年収が550~650万円が相場となっており、ITフリーランスの中ではリーダーポジションを任されています。
現場の経験値やスキルによっては年収1,000万円を突破するフリーランスプロジェクトマネージャーも多くおり、フリーランスからプロジェクトマネージャーになる人も増えています。
フリーランスに備えが必要な理由
終身雇用制度が崩壊してサラリーマンに備えが必要だという話はよく耳にします。
ただ、フリーランスに備えが必要だということをご存じでしょうか。
では、フリーランスに備えが必要な理由について解説していきます。
フリーランスは仕事の収入が不安定
大きな理由にフリーランスは仕事の収入が不安定ということが挙げられます。
サラリーマンは固定給を頂いていますが、フリーランスには固定給という概念がありません。
案件をこなして都度収入を得る形式ですので、月によって収入の増減が激しくなっています。
生活に困るレベルの収入になってしまうと、ある程度稼げている段階で備えが必要になってくるでしょう。
フリーランスの場合は国民年金
サラリーマンの場合は、厚生年金が支給されますがフリーランスの場合は国民年金が支給されます。
この国民年金は厚生年金よりも支給額が低い傾向にありますので、フリーランスとして稼げている段階から備えをしておく必要があります。
年金受給者になってからフリーランスとして活動しだしても遅いかもしれません。
厚生年金との受給額の差
人によって異なりますが、厚生年金との受給額の差は最近顕著になってきています。
サラリーマンの場合は満額安定した収入として年金を受給することができますが、フリーランスの場合は安定した収入ではありません。
年金ですらそういった差が生まれてしまうのです。
退職金がない
フリーランスは「雇用」の立場にありませんので、退職金がありません。
サラリーマンは長く務めた企業からは退職金が支払われるようになっており、それで老後生活を謳歌することができます。
フリーランスは雇用されているわけではありませんので、常に自分で稼ぎ続ける必要がありボーナスもないのです。
フリーランスが将来必要な貯金
では最後にフリーランスが将来必要な貯金についてご紹介しておきます。
フリーランスが将来必要な貯金はどれくらいなのでしょうか。
5000万以上貯めておく
結論、5000万以上貯めておくのが理想です。
フリーランスとして老後生活を謳歌したいのであれば、5,000万円以上を貯金しておくことが理想です。
年金で5,000万円を貯め切るのは無理がありますので、フリーランスとして活動している段階から貯金をしておくべきでしょう。
ライフプランを立てる上でも貯金額は多いに越したことはありません。
ライフプランを確認して将来に備えよう
フリーランスのライフプランは立てるべきという声が多数を占めています。
しかし、中にはフリーランスのライフプランが必要なくその場その場で対応すべきだという声もありました。
これは自己判断でフリーランスのライフプランを立てるかどうかを決めてみてください。
ライフイベントやその他のイベントなどを把握して、フリーランスのライフプランを立ててみると新しい自分が見つかるかもしれません。