2022.04.13
フリーランスの請求書の書き方は?記載事項や作成のメリットをチェック!
目次
フリーランスとして独立をした後、仕事を終えた後は自分で請求書を作成しなければなりません。
会社員の場合は、会社が請求書を作成してくれていましたがフリーランスになると全て自分で作業を進めなければならなくなります。
そこで今回は、フリーランスの請求書の書き方や記載事項・作成のメリットについて解説していきます。
フリーランスの請求書の書き方について解説
では早速、フリーランスの請求書の書き方について解説していきます。
フリーランスになると今まで会社がやってくれていたことを全て自分でやらなければなりません。
請求書だけでなく、経理や確定申告まで一通り自分でやることになります。
そのため、フリーランスにおいて請求書の書き方については自分で学ぶ必要があります。
ではフリーランスの請求書の書き方について学んでいきましょう。
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フリーランスの請求書とは
書き方の前に、まずはフリーランスの請求書について理解を深めておきましょう。
そもそもフリーランスの請求書とは何のために必要で、いつ提出するのでしょうか。
正確に請求内容を伝えるために作成
まず、フリーランスの請求書が必要な理由は正確に請求内容を伝えるためです。
例えば、10万円分の仕事を企業から受託され自分がフリーランスとしてこなしたとしましょう。
企業は10万円分の仕事をフリーランスであるあなたに受託したことは把握していますが、それ以外に受託しているフリーランスがたくさんいると思います。
そうなれば、あなたがどんな仕事をしていつ納品してそしていくらの報酬額だったかを企業が把握することはあまりしません。
そのまま放置していると企業から正式な報酬が支払われない可能性がありますので、フリーランスの請求書を作成してしっかりと企業に請求をする必要があるのです。
ただ、最近では企業側が請求書の内容を把握できていないことは少ない傾向にあります。
契約終了後に提出
そして、フリーランスの請求書が必要になるのは契約終了後です。
契約をして、仕事をして全ての仕事を納品しきったタイミングでフリーランスの請求書を提出するようにしましょう。
契約中にフリーランスの請求書を提出しても企業側が受け取ってはくれません。
しっかりと与えられた仕事を全てこなしてから、フリーランスの請求書を提出するようにしてください。
請求書作成のメリット
フリーランスの請求書には色々な提出することによるメリットがあります。
また請求書作成のメリットもありますので、そちらの方を解説していきます。
確定申告の際の証明となる
フリーランスの請求書は確定申告の際、必要になってきます。
そもそも確定申告をする場合、どこから収入を得ていて、それがどれくらいの額なのかを正式に把握する必要があります。
日々、記帳している方であればわかると思いますがフリーランスの請求書は記帳するにあたり必須の情報源になります。
フリーランスの請求書が無ければ、確定申告の際にどの情報をもとに収入を記載すればいいのかを把握することができません。
確定申告の際の証明書にもなりますので、フリーランスの請求書は必ず作成すべきと言えるでしょう。
支払いトラブルの回避
続いてのメリットは、支払いトラブルの回避です。
これは大きなメリットになりますが、フリーランスの請求書が無ければ仕事をしてもしっかりと報酬を支払ってもらえない可能性があります。
そもそも契約書を交わしていればこんなことになっても何とか仕事の報酬を貰える可能性はありますが、フリーランスの請求書が無ければ企業はフリーランス側に報酬を支払う必要が無くなります。
よって、支払いトラブルに発展しないためにもフリーランスの請求書を作成すべきなのです。
メリットというか自分を守るために必要なことですので、必ずやっておきましょう。
フリーランスの請求書の記載事項
先ほどは請求書作成のメリットについて見ていきました。
ただ、請求書を作成する際に記載すべき記載事項がいくつかあり、それを漏らしてしまうとメリットを受けることができなくなってしまう可能性があります。
ではフリーランスの請求書の記載事項について見ていきましょう。
請求書の記載項目
請求書の記載項目には、いくつかあります。
ただ最低限記載すべきことを請求書の記載項目にまとめてありますので、1つ1つ記載していくようにしてください。
①請求書のあて先
まずは請求書のあて先です。
請求書のあて先は、
会社名
事業部名
担当者名
などを記載するようにしてください。
②請求内容
次のフリーランスの請求書の記載事項は請求内容です。
請求内容は、
商品・サービス名
数量
金額
を記載しましょう。
③消費税の表示
次のフリーランスの請求書の記載事項は消費税の表示です。
消費税の表示には、
軽減税率の対象とならない:10%
軽減税率の対象となる:8%
の2つがありますので、分けて記載するようにしましょう。
消費税については軽減税率が反映されるかどうかが大事になってきますので、消費税や軽減税率について調べておくことをおすすめします。
請求書にはそれぞれの消費税額を記載しておきましょう。
④発行日
次のフリーランスの請求書の記載事項は発行日です。
発行日では、請求書作成日時ではなく取引先の締め日を記載するようにしてください。
⑤支払期日
次のフリーランスの請求書の記載事項は支払期日です。
支払期日については毎回同じクライアントさんの場合は省くことが多いですが、支払いトラブルのもととなりますので支払期日は毎回記載しておくといいでしょう。
⑥発行者
次のフリーランスの請求書の記載事項は発行者です。
発行者に関しては、フリーランスである自分の名前を記載してください。
⑦振込先
次のフリーランスの請求書の記載事項は振込先です。
振込先には、
銀行名
支店名
口座種類
口座名
口座番号
を明記してください。
ちなみに、振込手数料の負担がどちらになるのかも記載しておくといいでしょう。
⑧特記事項
次のフリーランスの請求書の記載事項は特記事項です。
特記事項には、
条件変更
支払期日の変更
分割払い
などの事項を記載しましょう。
⑨請求書番号
最後のフリーランスの請求書の記載事項は請求書番号です。
請求書番号は後々確認作業を楽にするために右上に記載してください。
請求書番号には決まったものはありませんので、後から振り返る際にややこしくならないようにしておくべきです。
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フリーランスが請求書を書くときの注意点
さて、フリーランスの請求書は作成必須であることが理解できたかと思います。
作成によりメリットもいくつか受けることができますが、フリーランスが請求書を書くときの注意点があります。
誰宛の請求書かを明確にする
まず注意すべきなのは誰宛の請求書かを明確にすることです。
請求書の宛先が誰かわからないと、誰に請求をしているのかを明確にできなくなってしまいます。
特に、担当者が多い企業ですと支払いをする担当の人もいれば連絡を取り合うための人もいますので詳細に担当者を記載しなければなりません。
ここを注意せずに適当に担当者を書いてしまうと請求書の再作成の手間が出てきたり、企業側から注意が促されることがあります。
事業部ごとに担当者が変わることもありますので、なるべく明確に記載することをおすすめします。
正しい書き方
次の注意点は、正しい書き方を学ぶことです。
ネット上で「フリーランス 請求書 書き方」と検索をしてみてください。
するとフリーランスの請求書についての正しい書き方がずらっと出てきますので、1つ1つみて正しい書き方を学んでみましょう。
注意すべき個所はネット上で大きく書かれていることが多く、それに注意しておけば作成に関してはスムーズに進めることができます。
企業によってはテンプレートを用意してくれているところもあり、それに沿って記載をすればOKです。
ただ、テンプレートが無い場合は自分でフリーランスの請求書を作成する必要がありますのでその場合は正しい書き方を学んでおいたほうがいいでしょう。
作成期限
次の注意点は作成期限を守ることです。
企業によっては請求書を受け付ける期限がありますので、その期限を超えてしまうとせっかく仕事をしたのに報酬が支払われないなんてことになりかねません。
次年度に支払いが回されることも多いため、作成期限についてはしっかりと確認しておきましょう。
一番良いのは、作成期限を確認することなく当日に請求書を作成してしまうことです。
フリーランスは正しく請求書を作成しよう
フリーランスの請求書は企業からテンプレートが送られてくる場合もありますが、多くは自分で1から作成しなければなりません。
そうなると、正しいフリーランスの請求書の書き方について学ばなければなりませんし記載事項についても学んでおく必要があります。
消費税についても軽減税率問題がありますので、消費税を学ぶ必要があるでしょう。
消費税など色々なことを学んでフリーランスの請求書を作成することが大切です。